17 定めること
腰をおろした河原の土手に穏やかな風が吹き抜ける。
まだ春の色を多く含みながらも、ほんのかすかに初夏の匂いを漂わせた風。
はふと、つい先日神谷道場に遊びに来ていたあやめとすずめの二人が嬉しそうに、蛍がいたと話していたのを思い出した。
「…………それで?」
は、自分を呼び出した張本人である剣心がいくら待っても何も言わないので、促すようにその背中へ声をかけた。
たった一言で、主語も動詞もなにもなかったけれど、が言わんとしていることは容易に察しがつく。
だから剣心は、少しだけ困ったような笑みを浮かべて振り返った。
「………驚いたでござるよ。あのあと部屋を覗いてみれば、お主の荷物は消えてもぬけの殻だったから」
へにゃりとした笑みは、流浪人である彼のもので。
はちらりとその顔を見やる。
「予想はしてたんだろう? でなけりゃすぐに部屋の確認なんかしない」
そんなの鋭い指摘に、剣心は続けようとしていた言葉を飲み込んだ。
先ほどからずっと、の纏う気配は和らぐ兆しを見せようとしない。
視線は鋭く全てを射抜き、己と外界との間に薄い膜を張り巡らせているような感覚。
が神谷道場の皆に京都へ行くと、そう告げたあの時からずっと感じていたもの。それは、二人きりになった今でも消えてはいなかった。
むしろ、どちらかといえばより確たるものになっているような。
「…………ああ、そうでござるな。なんとなく予感はあった」
の纏っていた空気も、仲間たちに対する厳しい物言いも。
いつもの彼女らしくないその態度には、どこか見覚えがあったから。
このままにしておいてはいけないと思った。
会って、話をしなければいけないと思ったのだ。
「だから追いかけてきたのか?」
「迷惑でござったか?」
「ああ、とても」
淀みなく返ってくる答えに剣心は苦笑する。
この突き放すような態度も、今の自分ならその真意を察することができた。
かつてはそう、まだ幼くて。
これが彼女の、ひどく解りにくい優しさだったと気づくこともできなかった。
わざと相手を怒らせるような振る舞い。
故意に傷つけようとしているかのような言動。
その全てが、道を見失い惑う仲間に差し伸べた、救いの手だったのだと。
いったい何人が気づいていたのだろう。
救われた本人にすらそうと気取られぬよう、静かに道を指し示すそのやり方は、今思えば不器用なことこの上ない。
案の定、当時は多くの同志たちから、人付き合いの何たるかもわからずただただ無愛想で生意気な子供だった自分と共に、よく二人まとめてガキのくせにと陰口を叩かれたものだ。
そしてそんな彼女の不器用さは、十年の時を重ねた今も変わってはいなくて。
「………は本当に、変わらぬでござるな」
しみじみと、感嘆にも似た呟きが口から漏れた。
するとが、ひどく不機嫌そうな表情でこちらを見やる。
「そんなことを言うためにわざわざ来たんだったら、今すぐ帰って薫さんのそばにでもいるんだな。そっちのほうがずっと有意義だ」
すっくと立ち上がったは、吐き捨てるようにそう言うとくるりと踵を返した。
そのまま振り向きもせずに土手を登っていく。
「薫殿には左之も弥彦もいる。拙者は、お主のほうが心配でござる」
立ち去ろうとするに慌てるでもなく、告げた剣心の声は静かだった。
思わぬ発言にはぴたりと足を止めて。
振り返れば、まっすぐにこちらを見上げている剣心の姿。
「………人の心配をしている余裕がどこにあるんだ」
己の行く道さえ決めかねているくせに、と。
そう言ったの表情は、どこかぎこちない。
けれどすぐにまた平静なそれに戻って。
「殺せない人斬りがなんの役に立つ? 守れない流浪人にどんな意味がある?」
研ぎ澄ませた眼光で、剣心を見下ろして。
「刀を振るう意味に惑うぐらいなら、いっそのこと捨ててしまえばいい。けれどそれも、できないんだろう?」
冷たささえ感じる口調、言動。
薫たちに向けたそれよりもずっと鋭いのは、相手が自分と同じ物を持つ者だからなのか。
同じ過去を、知っている者だから。
剣心はそれを知ってか知らずか、微動だにせずにを見つめ返す。
「剣心が十年前より弱くなったのは不殺を誓ったからじゃない。人斬りから流浪人になったからじゃない。ただ単に、覚悟ができないだけだろう?」
「…………」
嘲るでもないの言葉に、剣心は僅かに眉を動かした。
人を殺す覚悟。
人を殺さない覚悟。
まったく正反対だけれど、もたらすものはまったく同じ。
覚悟を決めた人間ほど、怖いものは無い。
それは過去の経験で嫌というほど思い知っていた。
たとえそれが死の覚悟だったとしても。
人はそれだけで、計り知れない力を発揮する。
「今の剣心は、前にも後ろにも身動きできないでいるただの臆病者だ」
神谷道場の皆に聞かれれば、それこそまたものすごい反感を買いそうだなと思いつつ、は開いた口を閉じることはしなかった。
一層冷ややかさを増した口調。
「それならどんなにトチ狂っていたとしても、力尽くで前に突き進もうとしている志々雄のほうが何倍もマシだよ」
言い放った言葉はとても鋭利で。
ここに残るというのならそれでいい。
京都へ行くというのならそれでいい。
ただ、自分のいない場所で知らないうちに。
自分がいながら目の前で。
死なれることだけは嫌だった。
守るために刀を振るうと、たとえ一度でもそう言ったのだから。
己の命も守るぐらいの覚悟を決めてもらわなければ、自分はどこへも行けやしない。
それが単なる自分の独りよがりであることはわかっていたけれど、それでもは言葉を紡いだ。
「中途半端な気持ちであいつを相手にできると思うな。少しでも油断すれば最期、志々雄は必ずその喉笛を掻き切るぞ」
そう、それはまるで、ヤツを陥れようとしたあの時のように。
一瞬の隙をつき、周囲の人間を全て巻き込んであたりを血の海に染めるだろう。
一瞬悲しげな色を過ぎらせたの瞳は、次の瞬間にはもう平静なそれに戻った。
「………ああ、わかっている。志々雄本人に会ったことはないが、その噂は何度となく聞いたでござるからな」
あまりに危険過ぎる男。
それゆえに暗殺されることになったのだとは、容易に想像がつくことで。
僅かに俯けられた剣心の瞳は、虚空を見つめながらもその場所を映しているわけではなかった。
自分とはその思想も目的も、全てが異なる志々雄真実。
けれど、会ったこともないその男を思い浮かべる時、なぜだか自分が重なった。
昔の、抜刀斎を名乗っていた頃の自分が。
「拙者はまだ、見極められていない。本当に、拙者が再び人を斬ることがこの国のためになるのか………」
この刀を振るうことで奪ったものは、あまりにも多すぎて。
けれど、この刀があったからこそ守れたものもあるはずで。
確かにの言うように、今の自分は何の覚悟もできてはいなかった。
もう二度と人を殺めはしないと誓いながら、一方ではその不殺を破ることも、国のためになるならばいた仕方ないのかと考える自分がいる。
それはあまりにも優柔不断で、あまりにも自分勝手な。
「剣心」
静かな、それでも良く通る声で呼ばれて、剣心はふと視線を上げた。
少しはなれたところから自分を見下ろす一対の瞳とぶつかる。
一つに結わえた黒く長い髪を風にそよがせ、まっすぐにこちらを見ている。
「―――私は覚悟を決める手伝いはしない。けど、決めた覚悟を貫く手助けはしてやれる」
告げた言葉は凛とした響きで。
鋭い視線は変わらずに、それでもどこか、今までほどの冷たさは感じられなかった。
僅かも揺らがない、少し遠い互いの瞳。
「…………本当には、昔と変わらないな」
ポツリと。
呟くように落とされた剣心の声は、安堵感さえ漂う穏やかなもので。
一度僅かに伏せてから上げた顔は、どこかすっきりとした表情をしていた。
だからもふっと微笑んでみせる。
「そう見えるのは剣心自身が変わってないからだよ。私が知っている緋村剣心は、今も昔も同じ男だ」
その言葉が自分にとってどれほど重いものなのか。
きっとはわかっていないのだろう。
剣心は微笑みながら思う。
今も昔も、多くのものに捕らわれ、自らがんじがらめになっていた自分を引き上げてくれるのは彼女だ。
こちらがそうと気づく暇さえ与えてもくれずに。
器用なのか不器用なのかわからないやり方で。
なるほど、やはり彼女の言うように、自分は昔と変わっていないのかもしれなかった。
けれどこうして彼女の思いに気づけたのは、きっと自分が少しは成長したせいなのだと思いたい。
まだ、自分の人斬りとしての技術が本当に必要なのかどうか、見極められてはいないけれど―――。
「礼を、言うでござるよ、」
そんなものでは到底足りはしないが、それでも。
過去にできなかった分、今、この時に。
目の前のは、剣心の言葉に一瞬面食らった顔をして。
「―――とんと身に覚えは無いが、言ってくれるというならありがたく」
再び背中を向けながらそう言った。
今度は振り返ることなく歩いていく。
剣心はその背中をしばらく見送ったあと、自身も踵を返し。
そうして二人は一度も振り返ることなく、ただ遠ざかる互いの気配を感じていた。
*
「あいも変わらず甘いな、貴様らは」
剣心と別れ、しばらく一人で土手を歩いていた。
しかしその歩みは、一本の木の傍を通り過ぎざま聞こえてきた声によって遮られた。
不快気に眉を寄せ、その木の幹をちらりと見やる。否、木の幹の裏側で、気配を消したまま背を向けて立っている男の影を。
「……………出歯亀とはいい趣味だな。警察官は暇なのか、斎藤?」
ことさら冷たい声で揶揄するように言えば、鼻で笑う小憎たらしい気配が感じられて。
はあえてそちらへ背を向け、土手下の風にそよぐ草の波を見やった。
相手もわざわざ顔をつき合わせるつもりがないのか、木の幹を隔てながら身じろぎ一つしない。
「仮に京へ行かずここに残ったとしても、仕向けられた志々雄の刺客から連中を守りきれずに無様な流浪人に戻るのが関の山………。今の抜刀斎が使い物にならんことぐらい、貴様にはわかっていると思っていたがな」
シュッ―――という小気味良い音がしたかと思うと、木の裏から白い煙が漂ってきた。
嗅ぎなれないその匂いは舶来の紙たばこだろう。
「………"人斬り"、として言うならそうだろうな。だがあいにくと、私が剣心に求めてるのはそんなんじゃない」
「貴様まで流浪人がどうなんぞと下らんことをほざくつもりか」
嘲るような、苦々しいような斎藤のセリフには苦笑を浮かべて。
「さぁ、どうだろうな。私は不殺なんて大それたこと、口にするつもりはないけど」
そう言ってやれば、またしても鼻で笑う気配が感じられた。
しかし今回は少し不機嫌そうだ。
「斎藤、あんたはやっぱり人斬りを望むんだろう?」
「当たり前だ。それ以外のあいつに興味なんぞ無い」
打てば響くように吐き捨てられた言葉は、一片の曇りもないほどすがすがしい。
それには、思いのほか真剣な顔つきをして。
「あったらびっくりだ。あんたに衆道の気があったなんて笑い話にもならない。むしろ怪談話だ」
怪談にはまだ季節が早いとうそぶくに、斎藤の眉間に皺が刻まれた。
しかしその一瞬後に、斎藤の切れ長の鋭い目が意味ありげな光をよぎらせたことを、背を向けたままのは知らない。
斎藤は、音もなく燻るたばこを無造作に足元へと落とす。
それを、まだまだ世間では珍しい黒い革靴の底で踏みつけて。
「ふん、ふざけたことを言っとらんと、色仕掛けでもなんでもかましてさっさと抜刀斎をその気にさせろ。貴様の利用価値にはそれも含まれているんだからな」
「ああ、充分わかって…………っ!?」
当然のように斎藤の口から出てきた言葉。
それにつられて思わずポロリと口走ってしまったは、その言葉の意味するところを察した途端に言葉を失った。
同時に勢い良く振り返る。
利用価値だとかなんだとか、少々失礼な物言いは今更だからどうでもいい。
色仕掛けという発言も、それ自体はこの際大目に見よう。
だがしかし。
その言葉がこの男の口から出てきたという事実の指し示す意味だけはいかんともしがたかった。
例えばこれが大久保卿や、今は亡き桂小五郎や高杉晋作であったならば話は違っていたのだけれど。
「―――っ、斎藤、お前………」
あまりにも予想外のことに、口は開くものの言葉は一向に出てこない。
なぜ知っているのかと。
自分が女であることなんて、新政府の中で知っている人間といえばほんの一握りの人間だけのはずなのに。
口を開閉しているだけのの様子を背後に感じ、斎藤はことさら楽しそうな顔でそちらを振り返った。
ふふん、と鼻で笑ってみせる。
「警察の情報網を甘く見るな」
今度の笑いは明らかに嘲笑だった。
人を小ばかにしたその態度。
しかし今のには怒るだけの余裕がない。
驚愕と衝撃とが交錯して、完全に固まってしまっていた。
「イチャつくなら東京にいる間にせいぜい済ませておくことだ。道中、貴様らの色事なんざ見たくもないからな」
「―――斎藤っ!!」
叫んだの声は、ひどく焦って半分上ずり。
完全に頭の中が混乱してしまっているには、まるで京都までの道のりを自分も一緒に行くのだと言わんばかりの斎藤の発言に、気づくことも突っ込むこともできなかった。
斎藤はと言えば、初めて見る宿敵の取り乱した姿に、にやりと口角を上げて。
それはそれは楽しそうに笑ったのだった。
確信犯な斎藤さん。
とても楽しそうな斎藤さん。
煙草のポイ捨てはやめましょう。
New!るろうに剣心 ― ベスト・テーマ・コレクション ―
★★★★★
るろうに剣心アニメ版の初代オープニング「そばかす」から、京都編のエンディング「1/3の純情な感情」までを
すべて収録。
しかも、劇場版のエンディング「永遠の未来」と、劇場版公開記念につくられた「宿敵見参!」と「The十本刀」(笑)
が収められているこのCD!
かなりいいんですよ〜。
るろ剣のCDは何枚か持ってますけど、一番良いのはこれですかねぇ。
なんというか、余分なものは一切はぶいてって感じです。
歴代オープニング、エンディングのなかで一番気に入っているのは、剣心の声を演じられた涼風真世さんが歌う
「涙は知っている」。
さすが元宝塚歌劇団トップの涼風さんです。上手いんですよね、歌が。
もちろん他の曲も良いですよ。ああ、この曲覚えてる〜、と、当時流れていた映像なんかも思い出したりして。
で・す・が!
私が何よりオススメしたいのは、劇場公開記念の「宿敵見参!」と「The十本刀」なんです!
アニメタルが歌うこの二曲。そのタイトルどおり、京都編以前の剣心の敵キャラ(鵜堂靭衛とか)と十本刀のテーマ
ソングです。
一人ひとりの心の内を歌詞にしてるんですが、とにかくこれが胸にくる!
そのキャラが背負うモノを、とても短い歌詞の中にぎゅっと凝縮しているんですよね。
歌っているのは声優さんじゃないんですけど、とにかくその一つ一つにキャラの全てが詰まってるといっても過言
じゃありません。
もちろん、四乃森蒼紫や斎藤一のテーマソングもありますよ。
曲調がヘビーメタル調なので最初の頃は抵抗があったんですけど、何回か聞いているうちにこれが一番のお気に
入りになりました。
皆さんもぜひ、聞いてみてください。
剣心華伝 ― 全史るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 ―
★★★★★
五年にわたる連載の、ぶっちゃけ話や裏話が満載のこの一冊。
原作者である和月伸宏氏の事細かなインタビューを中心に、描かれなかったエピソードの話や、全二十八巻の詳
しいストーリー、表紙イラスト。とにかく様々な裏情報が収録されています。
和月氏のインタビューの中には、この頃にはまだ決まっていなかった次回作に関するコメントも含まれているとか。
好きな人は注目ですね。
今更という感じもしますが、連載が終わって随分経った今だからこそ、逆に新鮮に感じるのではないでしょうか。
「ああ、そういえばこんなこともあったなぁ」 なんて感傷に浸ってみたりするのもオツかも。(笑)
そして何より私の心を掴んで離さないのは、るろ剣本編では語られなかった、キャラクターたちの その後 が収録
されてるということ。
剣心と薫の子供については、最終巻で和月氏が語っていらっしゃいましたよね。
ところがこれには、他のキャラたちの後日談が、オールカラーで収録されています。
五年後のエピソードで、左之助や恵はもちろん、斎藤や操に至るまで描かれていて、これはもう必見!
コミックス二十八冊に加えて、これを持っていればもう完璧?
夢を書くときに役立ちそうですよね………。
剣心秘伝 ― 原典・るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 ―
★★★★☆
こちらは京都編までの事細かなストーリーや情報が収録されている一冊。
範囲が限定されている分、こちらの方がデータがより詳しいものになっていますね。
たとえば、京都編に出てくるキャラたちのプロフィールとか、それまでの戦歴とか。
ていうか、これこそ私が今求めているものでは………?
とにかく情報が詳しいのが売り。
上の『剣心華伝』が、るろ剣という作品の流れに着目する歴史書ならば、こちらの『剣心秘伝』は特定の時代に的を
絞った専門書?
この二冊をそろえた暁には、マスターと名乗っていいですか?(笑)
カラーページも豊富で、京都編がお気に入りの人はぜひとも手に入れておきたい一品。
でもやっぱり時代が区切られていると言うことで、謙虚に星は四つ。
内容は五つ星なんですけどねぇ。
幕末恋華・新撰組 PS2
★★★★☆
トップページでも紹介している、『うるるんクエスト 恋遊記』と同じ3Dの作品。
本格派歴史系恋愛アドベンチャーですね。
史実に沿った事件が起こる中で、女性隊士として新撰組に所属することになった主人公。
時代の荒波に翻弄されながらも、刀を取り、懸命に戦い生き抜いていくのです。
まさしくゲーム版ドリームですな。
なにぶん新撰組ですから、どうやったって悲恋になるだろうってキャラはいますが、訪れたEDに感動することは請
け合いです。
絵柄も綺麗ですし、声優陣も豪華なメンバーが揃っているので満足できると思いますよ?(しかもフルボイス)
ただ、D3という会社の方針として、『安価で攻略も簡単なものを』という目標? 理念? の元に製作された物です
から、攻略は簡単です。
人によっては物足りなさを感じてしまうかも?
そういった点では初心者向きですかねぇ。
ですが、近藤勇や沖田宗司、土方歳三などと、時代に全てを捧げて一心に生き、けれどもその一方で、どうするこ
ともできずに湧き上がる暖かな思い。
これはかなり胸にきます。
現代に生きる私たちには予想できない、様々な人間模様が用意されているかも。
個人的にはおすすめですが、やはり攻略の難易度が低いことを踏まえて、星は四つ。