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 17 隔たり






 基本的に朝は眠い。

 前の夜にどれだけ早く眠っても、朝起きる時は眠たくて。
 特に今の時期は、季節的にも丁度いい気温なものだから、いつまでも布団の中でぐずぐずしていたくなる。

 それでも無理やり起きだして、学校へ行ってしまえば目も冴えて。
 身体の調子が歌に影響するとわかってからは、なるべく早寝を心がけるようになり、最近は随分すっきり目覚めるようになっていたのだけれど。
 なぜだか今日はぼんやりとして、授業すらまったく身が入らない有様だった。

 心ここにあらずといった様子で、気がつけばあらぬ方向を見やっている始末。
 一瞬意識が飛んでしまっているのは、もしかしたら寝ていたのかもしれない。

 そう、久しぶりに感じるこの倦怠感は、まぎれもなく寝不足だ。
 はうつろに視線をさまよわせたまま、鞄を肩にかけて教室を出た。

 昨日の就寝時間は十時で。
 一昨日なんて、巷の良い子も活動しているだろう八時にはベットの中でまるくなっていたのに。
 それでも確かに感じるこれは、間違いなく寝不足。

 いったいどうしてだろうと考えてみれば、ふと、いつもはないはずの記憶が甦る。

 空が白み始めて、鳥のさえずりがだんだんとにぎやかになってくる景色。それまで真っ暗だった室内が紺色に変わり、紫に変わり、オレンジ色になって………。
 昨日、一昨日と、ベットの中で見た光景。

 つまりは、朝日が昇るのを見ていたということで。
 どうりで朝、起きにくかったわけだと、今更ながらに納得した。
 こんな体調では練習しても意味がないかと思うけれども、そのまま帰るというのも落ち着かなくて、森の広場へと足を向ける。
 とぼとぼと歩きながら、小さな溜め息を落として。

 こうなった原因―――つまりは、ベットの中といういつでも就寝OKな場所にもぐりながら、いつまでも、いつまでも、いつまでも、いつまでーも寝付けなかった原因はと考えてみれば、間違いなく、あの、土曜日のことなのだろうと思う。




 ―――違いますから、と。




 そう言ってシャツの裾を掴むを振り返った金澤は、目を丸めたまま固まっていた。

 ばっちり視線が絡まったまま、時間でも止まってしまったかのように身動きしない。

 その様子を怪訝に思ったが首を傾げ、先生? と呼びかけると、金澤ははっとしたように身じろいで、すぐに視線をそらした。


 そして一言。




 ―――………わかった。




 たったそれだけ、呟くように言って。
 今度こそ、その場から立ち去っていったのだ。




 その後ろ姿を思い出して、は再び溜め息を落とす。
 はたして本当にわかってくれたのかどうか。
 いまいち信じ切れないのは、それまでの先生の行いのせい。

 まるで、無理やり自分と土浦君をくっつけようとしているかのような、そうなることを望んでいるかのような言動と態度………。

 そう考えると、なぜかひどく胸がざわついた。
 ベッドの中に入っても、そのざわざわはおさまる気配を見せなくて。
 結果、夜通し一人でぐるぐる思考をめぐらすことになったのだ。

 目をつむると、途端に昼間の光景が浮かび上がる。
 安眠妨害もいいところのそれは、もちろん先生の態度や言動のことなのだけれど。だがそれ以上に、不審すぎる自分の行動が見るに耐えなくて頭を抱えた。
 あの後家に帰ってから、冷静になって思い返してみれば、あんなにも必死になって否定する必要はなかったのではないかと。

 むしろそうやって否定する自分は、もしかしてものすごく怪しかったんじゃないかと。

 冷静に………かどうかは甚だ怪しいところだが、とにかく改めて考えてみると、浮かんでくるのはそんなことばかりで。
 振り向いた先生の、あの驚いた顔が離れない。

 怪しさ満点だったことだろう。
 先生からしてみれば、ただ単に生徒をからかっただけに過ぎなかったのかもしれないのに。
 それを、何度も呼び止めて、追いかけて、あまつさえ最後には服まで掴んで引き止めて…………。



 森の広場へ向かって歩きながら、は胸に抱えていた楽譜や詩集で口元を隠し、その影で溜め息を落とした。
 恥ずかしさと情けなさに、は自分の顔の温度が三度は上がるのを感じる。
 まったく、なんど思い返しても、もどかしいやら恥ずかしいやら。
 たぶん、いま先生に会ったりなんかしたら、挙動不審になるだろう。
 なるはずだ。いや、なるに違いない。

 妙な確信で一つ頷き、はかくりと肩を落とした。
 そうなればきっと、変な奴だと思われること請け合いだったので。
 今日がレッスンのない月曜日だったことに感謝する。
 どうせ明日には否応なく会わなくてはいけないのだけれど、とりあえず今日一日は、このまま会わずに済みそうだ。


 明日のことは……また明日考えよう。


 森の広場の芝生を踏みしめながら、が無意識に溜め息を落としたその時、ふとその視界の端に、見慣れた影があることに気がついた。

 そんなつもりもないのに足が止まる。
 随分と距離をおいて。

 猫背な、けれど意外と背の高い、その後ろ姿を見やった。
 くたびれた感の漂う白衣に、やる気の感じられない草履。
 少しクセのある髪は、無造作に纏められている。

 見間違うことなどありえないその姿は、ここ最近の間にいやというほど見慣れてしまったあの人それで。
 そう、できるなら、今日一日は会わずに済ませたかったその人。



「…………いやがらせ?」



 会ったこともない神様とやらに、は思わず尋ねてみた。
 そう思いたくなるほど、良いんだか悪いんだかわからないタイミング。
 どうやら件の人は一人ではなかったらしく、その向こう側には金色に光るトランペットを持つ音楽科の生徒が屈託のない笑みを浮かべて立っていた。

 その人はも良く知る人物―――火原一樹で。

 彼の楽しそうな様子とは裏腹に、受け答えしている金澤の方は、さも面倒くさいといった態度で、白衣のポケットに手を突っ込んでいる。
 はその様子を確認すると、すぐさまくるりと方向を転換した。
 いつもなら、近づいていって話しに混ざりでもするのだが、今日はそうもいかないのだ。


 なんというか、気まずくて。


 土曜日にあんな行動を取った後で、一体どんな顔をして話をすればいいのかわからない。
 だから、せめて今日ぐらいは会わずに自分を落ち着けようと。
 そう思って、踵を返したのだけれど。



「―――あれ? おーい、ちゃーん!」

「…………っ!」



 突然、背後から響いた声に、はびくりと見を震わせて立ち止まってしまった。
 良く言えば悪気のない、悪く言えば能天気な。
 無駄に元気のいいその声は、間違いなく自分を呼んでいて。



「……………」



 は僅かに逡巡したあげく、よせばいいのにゆっくりとそちらを振り返る。
 そして、自分を呼び止めた張本人と、その隣にいる人物を視界に入れて。



「…………こんにちは、火原先輩………」



 ついに後に引けなくなって、はそう言った。


 ああ、この人の、こんなところが好きで嫌いです………。


 先輩の、長所と短所紙一重な性格に心の中で涙して。
 あいも変わらず元気にこちらへと手を振っている火原の元へと、は足を進めた。



「……………こんにちは、金澤先生」



 無意識に取っていた彼らとの距離は、しかし重い足取りでもすぐに尽きてしまい、は火原の隣に立っている金澤にぺこりと頭を下げた。
 けれど、顔は見ないままで。
 お辞儀をする時もした後も、金澤の胸元あたりまでしか視線を上げず、さり気なく目を逸らす。
 もうこの時点で不審さ全開なのだが、解っていても止められない。

 ああきっと、先生は怪訝な顔をしているのだろう。
 この後に流れるのは、気まずいギクシャクした空気で。
 それでも火原先輩は、まったく気づくことなくのんきに笑い………。



「おー、お前さんもここで練習か?」



 あまりにリアルなその想像には人知れず落ち込んでいたのだが、不意に飛び込んできた間の抜けた声に、は自ら逸らしていたはずの視線を思わずそちらへ向けた。
 すると、こちらを見下ろす目とぶつかって。



「………はい」



 あまりに自然なその態度に、はぽかんとしたままかろうじてそう答えた。

 一瞬、なにが起こったのか理解できない。
 予定では、先生もどこか不自然な態度で返事を返して。
 お互いに、何となく居心地の悪さを感じて。
 なんともいえないギクシャクした空気が流れるはずだったのに。

 返ってきた返事は、まったくもって普通の。

 まったくもって変わりない、いつもの口調。



「おれもおれも! 今日は森の広場でしようかなーって思ってさー。そんでここにきたら、金やんがいて話してたんだ」



 屈託なく笑う火原が、そう言って手をあげる。
 それに金澤は、これ見よがしに溜め息をついて。



「ったく、俺はお前さんほど暇じゃないっての。仕事が待ってるんだよ、仕事が」



 気だるげに後ろ頭をかき乱す金澤の苦い言葉も、しかし火原にはまったく意味をなさなかった。
 いや、むしろ聞いていないのかもしれない。
 相変わらず無邪気な笑みで、に笑いかける。



「そういえばちゃんって、よく森の広場にいるよね。おれ、何度か譜読みしてるとことか見つけてたんだ。好きなの?」

「え、えっと………それなりには」



 金澤の方を気にしながら、は頷いて見せた。
 続けて話し掛けてくる火原の言葉にも、なんとも曖昧な答えを返しながら、ちらちらと金澤の様子を窺う。

 いつも通りの姿。

 いつも通りの口調。

 いつも通りの態度。

 まったく変わりのないそれに、拍子抜けした気分だった。
 自分が考えていたよりも、先生は気にしていなかったのだろうか。

 は首を傾げつつもひとまず安堵したが、しかしその一方でまた新たな疑問が沸き起こるのを感じる。




 先生は、あの土曜日の出来事をどう思ったのだろうか、と。




 だってあの日の自分の行動は明らかにおかしくて。
 先生だって、驚いた顔をしていたのに。

 それなのに、今日見てみれば、まるで全部忘れでもしているかのようなナチュラルぶり。
 一体どういうことなのだろう。





「は、はい!?」



 いつのまにかじっと金澤の顔を見ていたは、ふと視線をこちらに向けられてひどく驚いた。
 目に見えて身を竦ませるけれど、それには気づかない様子で金澤が口を開く。
 の顔を見下ろして。



「………お前さん、寝不足だな?」

「へ?」



 言われた言葉に間の抜けた声を漏らしたのは、ではなく火原だった。
 突然の内容に、きょとんとして金澤を見やる。



「なんだよ金やん、いきなりだなー」



 不満というわけではなく、ただ本当に突然だったので不思議そうな顔をして首を傾げた。
 けれど金澤は、そんな火原には目もくれない。



「昨日何時に寝た? 日付は間違いなく変わってただろ」



 その口調は、質問というよりも断定に近かった。
 普通なら反発するところだが、しかし、これまでのレッスンで何度か身体の不調を言い当てられていたは、僅かに首をすくめて正直に答える。



「え、と…………ベッドに入ったのは十時なんですけど、でも、寝付いたのはもっとずっと後、です」



 というか、明け方近くまで起きていたんだけど。
 そんなことを言うと怒られそうだったので、あえてぼかしておく。
 するとそれを聞いた火原は、ちょっと大げさなほどに驚いた。



「マジで!? すっげー! なんでわかったの、金やん」



 興味津々の瞳で金澤を見やる。
 それを受けた金澤は煩わしそうな顔をするが、観念したように溜め息を落とした。



「歌ってるのを聴けばわかるもんなんだよ。お前さん、今日の三時間目音楽だっただろ」



 そう言って頭を掻く。
 今度はが目を丸めて。



「そうですけど………先生、聴いてたんですか?」



 確かに今日の時間割は三時間目が音楽で。
 けれど、普通科であるの音楽の授業担当は金澤ではない。
 いままで一度だって受け持ってもらったことはないし、ましてや週一回の音楽授業の時間割なんて、話したこともないのに。
 どうして知っているのだろうかと首を傾げるに、金澤はあっさりと答えた。



「準備室にいたんでな。嫌でも聞こえてくるさ」



 すでに金澤の根城と化している音楽準備室。
 そこは音楽室やら資料室やらと隣接しているわけで。
 なるほどそこにいたのなら頷けると、と火原は納得した。



「あれ? でも一人で歌わせられたりしないよね、普通科は?」



 おれたちはたまにあるんだけど、と。
 もっともな疑問に火原が首を傾げるけれど、金澤は心底呆れたような深い溜め息をついた。
 頭痛でも感じているかのように額を押さえて。



「あのなぁ。俺はこれでも音楽科の教師だぜ? 自分の教え子の声ぐらい聞き分けられなくてどうするよ」



 金澤にしてみれば当たり前のことなのだけれど、火原は更に目を輝かせた。
 期待に満ち満ちた目で、金澤を見やる。



「じゃあさ、じゃあさ、おれとかの声もわかったりすんの?」



 きっと犬のような尻尾があったなら、激しく左右に振り回されていることだろう。
 そんな火原を些か煩わしく思った金澤は、あえてそれには気づかないふりをして鷹揚に答えを口にした。



「さあな。っていうか、お前さんはトランペッターなんだから関係ないだろう」



 その答えに、火原はぶーぶー文句をたれるが、金澤はどこ吹く風で無視を決め込む。
 黙ってそれを見ていたに向き直って。



「今日は早く寝ること。明日の俺のレッスンに支障来さないように」



 それだけ言うと、いまだ何事か言っている火原をそのままにして、さっさと踵を返してしまった。
 後に残されたのは、やはり相変わらず元気一杯の火原と。
 どことなく、金澤の様子に腑に落ちない何かを感じたの二人だった。





2005/06/04 up

歌を聴けばわかるというのはマジな話。
私の師匠も見抜く人です。バレバレです。誤魔化しなんてききゃしません。

「ま〜た日付変わってから寝たね!?」
「…………すみません」
「これで何度目!?」
「ごめんなさい………」


――― 勝手にうんちく ろくがつよっか ―――

  ★ 評価は五段階 ★

金色のコルダ マエストロ養成講座  ★★★★★
   皆さまおなじみの金色のコルダ。
   その ”完全攻略&完全データ集” です!
   『え〜、でも私、とっくにエキスパートガイド持ってるもん』
   『ていうか、もうスチル全部集まったし。見る必要ナッシング!』
   ―――と、お思いの方々もいらっしゃることでしょう。
   ところが!
   あなどっちゃあいけません。これは単なるゲーム攻略本ではないのです!
   ゲームの攻略、いわゆるコンプリートしたとされる一つの条件として、スチルの全収集が挙げられますね?
   乙女ゲームにおいて、この条件は必須です。これさえ満たせば、ゲーム内の九割方のイベントを見たことになるか
   らです。ところが、はたしてそれで、全てのイベントを見れたのでしょうか?
   ご存知のようにこの金色のコルダには、恋愛○段階という大きなイベントの他に、こまごまとしたイベントが多数用
   意されています。
   プレイヤーにとって、それは嬉しいことなのですが、いかんせん一体どういう条件でそれらが発生するのか。
   また、どれだけの数が用意されているのか。それらの予測がまったくつかないというのが現状でした。
   かく言う私も、『あの人のイベントを、一つたりとも見逃すものかッ!』 と、意気込んでいた時期はありましたが、い
   かんせんまったく予測のつかないものを、網羅するだけの技量も根性もなく………。
   すっかりゲームへの熱意は冷め、こうしてドリーム小説に没頭しているわけではありますが………。(笑)
   なんとこのマエストロ養成講座には、それらの情報が載っているのです!
   しかもなんと、 「恋愛対象5人同時攻略」 などというものがあるそうではありませんか!
   私は知りませんでしたよ、ええ。全然まったくもって。そんなものがあるなんて。七人攻略も夢じゃないらしいですね?
   そうしてなんとこの本には、その情報まで載っているというのです!
   私が一番惹きつけられるのは、二人以上を同時進行させた時に見れるあの嫉妬イベントについての情報です
   な! ぜひ見たい、なんとしても見たい、死ぬほど見たい………。
   再びコルダ熱が燃え上がる気配がいたします。(爆)
   どうやらイベントのセリフ等は冒頭部分のみ掲載という状態なようですが、そのほうが見る楽しみが倍増ですよね。
   ていうか、先にバラすようなことはしないで下さい。
   やりこみプレイや完全データ、ディープな攻略法(笑)など、40種類の講座が収録されているこの一冊。
   なぜもっと早く発売してくれなかった、ルビーパーティ!? と叫びたいのは山々ですが。
   とにかくオススメです。


幕末恋華・新撰組  ★★★★☆
   トップページでも紹介している、『うるるんクエスト 恋遊記』と同じ3Dの作品。
   本格派歴史系恋愛アドベンチャーですね。
   史実に沿った事件が起こる中で、女性隊士として新撰組に所属することになった主人公。
   時代の荒波に翻弄されながらも、刀を取り、懸命に戦い生き抜いていくのです。
   まさしくゲーム版ドリームですな。
   なにぶん新撰組ですから、どうやったって悲恋になるだろうってキャラはいますが、訪れたEDに感動することは請
   け合いです。
   絵柄も綺麗ですし、声優陣も豪華なメンバーが揃っているので満足できると思いますよ?(しかもフルボイス)
   ただ、D3という会社の方針として、『安価で攻略も簡単なものを』という目標? 理念? の元に製作された物です
   から、攻略は簡単です。
   人によっては物足りなさを感じてしまうかも?
   そういった点では初心者向きですかねぇ。
   ですが、近藤勇や沖田宗司、土方歳三などと、時代に全てを捧げて一心に生き、けれどもその一方で、どうするこ
   ともできずに湧き上がる暖かな思い。
   これはかなり胸にきます。
   現代に生きる私たちには予想できない、様々な人間模様が用意されているかも。
   個人的にはおすすめですが、やはり攻略の難易度が低いことを踏まえて、星は四つ。


星の王女2  ★★★★★
   業界初の女性向18禁恋愛アドベンチャー!
   これはかなりオススメなんです! ていうか、大好きです!
   1の方では特に、今までのネオロマンスなどの乙女向けソフトでは考えられなかった展開がてんこもりなのですが、
   とにかく泣かせるんです、これが! そりゃあもうボロボロと。号泣でしたね。(笑)
   悲恋ではないです。ちゃんとしたハッピーEDがあるのですが、そこに至るまでのストーリーが胸に来るんです。
   そこらのドラマよりも泣けますね。本気で感情移入しちゃうもんですから、もう止まりませんよ?
   そしてこの2は絵が綺麗なんです。BGMも、1と比べると格段の差。
   みなさん好みはあるでしょうが、私は好きですね。とにかくかっこいいんです、男キャラが!(笑)
   ただ、これは選択肢を選んで進めていくタイプのものなので、ゲーム性は乏しいです。
   そういうのが嫌いな人にはあまりおすすめできないですね。
   だからと言って、やりごたえがないわけではないのでご安心を。
   ここだけの話、なんと攻略対象には”女性”もふくまれてます……! 一人だけですけどね。
   宝塚系のキャラなんですけど、けっこう興味を惹かれませんか? もちろんかっこよかったですよ、彼女も。
   声優さんの力って偉大ですよね。脇キャラなんですが、ひとりやたら面白いキャラが出て来ます。(名前は反転→
   本 広
)
   主人公と仲の良い友達の一人なんですが、PCの前で思わず吹き出してしまうほど。
   セリフの内容はいたって普通なんですが、あれはもう声優さんの演技力としか言いようがないです。ルックスも良い
  ので最高。
   もちろんその人も落とせますよ。いつも明るくおどけた友達が、突然男に変貌する時のカッコよさといったら!
   私は別の人がツボですけどね。(笑)彼との会話は、一見の価値あり。笑ってください。
   とにかく相手がかっこいい。展開もけっこう大人風味でさすが18禁です。
   甘さの中にある苦しくなるほどの切なさ。そして迎えたハッピーエンドは格別です。
   泣いてください、愛してください。
   (そして誰か私と、あるキャラ(名前は反転→明智光希)について熱く語ってください!)
   お気に入りなので、オススメ度はMAX! むしろ規格外です………。(爆)
   星の王女1はこちら


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